Uターン

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Uターンとは、地方で生まれ育った人が、進学や就職を機に一度都会へ出た後、再び故郷(出身地)に戻って住むことを指します。

アルファベットの「U」の字のように、元の場所へ折り返して戻る動きに例えられています。Iターンと異なり、本人や家族にとって「土地勘がある」「地元の友人がいる」という点が大きな強みです。


1. Uターンの特徴(Iターン・Jターンとの比較)

Uターンは、親の高齢化や家業の継承、あるいは「子育ては慣れ親しんだ地元で」という動機で選ばれることが多い傾向にあります。

種類概要地縁・血縁
Uターン出身地に戻るあり(実家や知人がいる)
Iターン出身地ではない地方へ移住なし(全く新しい環境)
Jターン出身地に近い地方都市へ移住多少あり(実家へ行き来しやすい)

2. 行政の主な対応・支援策

行政にとってUターン希望者は「定着率が高い(すぐに都会に戻りにくい)」貴重な人材であるため、帰還を促すための施策を強化しています。

① 移住支援金(全国共通+独自)

  • 国・自治体の支援金: 東京23区から移住する場合、単身60万円・世帯100万円(+子育て加算)が支給される制度はUターンでも対象になります。
  • 独自の奨学金返済支援: Uターンして地元企業に就職した若者に対し、自治体が**奨学金の返済を肩代わり(一部補助)**する制度を設けている地域が増えています。

② 住まいの支援

  • 実家のリフォーム補助: 「親と同居する」「実家を二世帯住宅にする」際のリノベーション費用を助成する制度。
  • 三世代同居・近居支援: 親・子・孫が近くに住むことに対して、引っ越し費用や住宅取得費を補助するケースがあります。

③ 就業・事業承継支援

  • 地元企業とのマッチング: 各都道府県が運営する「UIJターン就職支援センター」による求人紹介。
  • 跡継ぎ支援: 家業の継承だけでなく、地域の既存企業の経営を引き継ぐ「第三者承継」への補助金や研修。

④ 情報発信・コミュニティ

  • 成人式でのPR: 帰省のタイミングに合わせて、地元の仕事や住まいの情報を発信する自治体が多いです。
  • オンライン相談: 都会にいながら地元の現況を確認できる相談窓口の設置。

3. Uターンを検討する際のポイント

「知っている土地」だからこその注意点もあります。

  • 理想と現実のギャップ: 数年〜十数年ぶりに戻ると、地元の店が閉まっていたり、交通の便が変わっていたりと「昔のまま」ではない場合があります。
  • 親との関係性: 同居や近居になる場合、生活スタイルの違いや介護の問題について、事前によく話し合っておく必要があります。

不動産業界の視点から見ると、Uターンは「実家の活用」や「遊休地の管理」といった相続・不動産管理の課題とも密接に関わってきますね。

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